戦場やテロの現場のリアル、その中で実践されてきた“人の殺し方、傷つけ方”そして“その救命と回復の医療”の実際を戦場での負傷をメインに据え、百数十点に及ぶ写真と図を用いて詳述する。
歴史と共に、人を殺す効率は飛躍的に進歩している。しかし、戦いの規模が同等であっても、現代はその武器の進歩にもかかわらず、死者数がかつてのそれよりも圧倒的に少なくなっている。なぜか?それは医学の進歩にあったのだ。しかしその進歩は意外にもつい最近のものだった。